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妹達が寝かせてくれない件 -第6話- 【俺の妹達がカノジョヅラする件】

投稿日:

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-自室に帰ってドアを閉める音-

「…はぁ…やっと終わった」

 

現在は深夜の0時を回ったところ、俺は無事摩耶と美也の宿題と勉強の付き添いを終え、自室に帰ってきた。
結局俺は美也が勉強している間の暇な時間を耐え抜き、なんとか自分の部屋に帰還できたことを心の底から安堵する。
だって美也が勉強している最中に俺があのまま睡眠についてしまったら、妹の抱き枕と成り下がってしまうからな。
それだけは兄の沽券とプライドに関わるため避けねばならない。

 

「ふあーあ…さて、もうゲームなんかしてる時間でもないし…さっさと寝るか」

 

とりあえず俺は現在睡魔が襲ってきているため、部屋の隅に置いてあるゲームに目もくれずベッドにダイブをする。
妹達の部屋でダラダラしていただけだが、謎の精神的疲労感に包まれながら俺はベッドの心地よさに酔いしれ、目をつむる。
このままほっとかれたらおそらく3分もしない内に俺は安眠を得れるだろう。
そしてまた明日…俺は新鮮な気分で朝を迎えるこt

 

-ドアが開く音-

 

「お兄ちゃん!一緒に寝よう(です)!」(二人同時に)
「………」

 

俺の安眠は部屋に到着してから約1分ほどで妹達にいともたやすく奪われてしまった。
完全にうかつだった。
いつもは部屋に鍵をかけて姉妹二人が俺の部屋に侵入できないようにしていたというのに、今日は疲労感がピークに達したことにより部屋に入る際に鍵を閉め忘れてしまった。
二人とも俺の部屋に入ったら追い出すのにかなり手間がかかるゆえ、俺の体のダルさが倍に膨れ上がった気分だ。

 

「おい、なんで俺の部屋に来るんだよ?」
「だってお兄ちゃん一人じゃ寝るの寂しいかなって思って…」
「今回は美也がお兄ちゃんの抱き枕になってあげようと思いまして…」
「そうか、優しい妹達を持って兄ちゃん嬉しいよ。だがその優しさは非常に有難迷惑だ。即刻部屋を立ち去るよう命じる」
「別にいいじゃない!兄妹で一緒に寝るくらい普通でしょ!」
「その通りです。兄妹三人川の字に寝れるなんてとっても素敵なことじゃないですか」
「シングルベッドで川の字になったらその川が決壊するわ」
「なら美也が部屋に戻りなさいよ!」
「いえ、摩耶が戻ってください」
「どっちも戻るという選択肢はないのか?」
「あり得ない(です)!」(二人同時に)
「………」

まったく…この二人は絶妙に俺の機嫌を損ねるプロフェッショナルかよ。
しかも聞き分けのない双子がダブルで押しかけてきて、さらに俺の精神的疲労感は増すばかりだ。
このままだと俺その内鬱にかかってもおかしくねーぞ。
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「ほら美也!お兄ちゃんが迷惑がってるでしょ!早く出ていきなさいよ!」
「違います、摩耶がそうやってすぐうるさくするからお兄ちゃんが迷惑してるんです」
「なんですって!この勉強バカの根暗女!」
「単細胞のノーテンキな摩耶に言われても何も悔しくないです」
「お兄ちゃんは私と寝るべきなの!」
「美也と寝るべきです」
「俺は全員一人で寝るべきだと思うんだ」
「お兄ちゃんは黙ってて(です)!」(二人同時に)
「…なんで俺だけ発言権がないんだよ」

 

あー、もうめんどくさい。
この二人の下らない口げんかに付き合わされる俺の身にもなれよ。
こうやっている間にもどんどん俺の睡眠時間が削られていく。
なんとかして二人が納得のいく結論にたどり着かねば俺の身がもたん。
俺は疲れ切った脳をフル回転させ、なんとか二人を納得させる折衷案を考えた結果、俺は…

「よし!分かった二人とも!俺はお前たちと3人川の字で寝ようじゃないか!」
「え!?本当にお兄ちゃん!やったぁ!」
「さすがお兄ちゃん。物分かりがいいです。摩耶と一緒にというのは少々納得いきませんが、それではさっそくそのベッドに3人で…」
「誰がベッドで3人で寝ると言った?」
「…へっ?」(二人同時に)
「お前ら、自分の部屋から布団と枕を持ってこい」
「………」
「どうした?3人で布団を別々に並べて川の字で寝るぞ。早くしろ」
「…納得がいきませ…」
「俺の要求が飲めないというのなら両者とも自分の部屋で寝ろ!」
「…分かったわよ」
「…分かりました」

-ドアを閉める音-

少々納得がいかない様子で二人は各々布団と枕を自室に取りに行った。
まあ、そんな俺も納得などはしていないのだが…一つのシングルベッドで3人で寝られるよりはまだ体が休まる。
ホントワガママ妹の二人を相手にするのは疲れる。
これならまだ嫌われている兄の方が楽でいいのだが…あの二人が俺のことを嫌いになることなど今の所絶対ないのだろうな。

 

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凸もりMk-Ⅲ
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執筆者:


  1. 拓弥 より:

    すっごい面白かったです!^^

  2. 凄く面白い展開になってきましたね
    続きを楽しみに待ってます!
    これからも頑張って下さい
    応援してます!

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