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妹の宿題がめんどくさい件 -第4話- 【俺の妹達がカノジョヅラする件】

投稿日:2019年5月14日 更新日:

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-ペンで書く音-

「…ああもう!ねぇ!お兄ちゃん!この数学の問題全然分かんない!」
「おおそうか。なら教科書を読め、そこに答えが全部書いてあるぞ」
「教科書見ても分かんない!」
「なら俺に教えられることはなにもないな。俺は教科書より分かりやすい説明をできる自信ないし」
「もう!これじゃ私の宿題を見てもらってる意味がないじゃない!さっきからお兄ちゃん床で寝転がってるだけだし!もっとヤル気を出してよ!」
「さっきから計算問題を一問ずつ進めるたびに分からないって連発されたらそりゃヤル気も失われますよ」
「だって分からないんだもん!」
「それはお前が分かろうとしてないだけだ。数学は問題をただ解こうとするのではなく、問題の意味や公式を理解しながら取り組めば簡単に解ける」
「意味とか公式って言われても分かんない!なんで計算問題なのにxとかyとか出てくるわけ!どうして英語と数字が混ざってるの!?だったら教科の名前を『英数』にするべきだよ!」
「………」

晩飯が終わった後、俺は摩耶の部屋で約束通り彼女の宿題を手伝っていた。
摩耶は勉強机でペンを走らせ、そして俺は床のカーペットに寝ころびながら漫画を読んで摩耶に的確な指示を与える。
ま、彼女にとってはその俺の指導態度がかなり不服らしいが…
だって宿題なんて基本的な問題が多いから教科書見ればすぐに解けるのに…ほんとこのアホ妹は…

正直俺は摩耶の宿題など手伝いたくはなかった。
もちろん俺の貴重なゲームの時間を割いてるというのもあるのだが…原因はそれだけじゃない。
妹がアホ過ぎて毎回質問攻めを受け、さらにはそれを記憶に留めようともしない。
要は勉学に対して向上心が見られないため指導しても無駄なのだ。
そんな無駄な時間に付き合わされたら誰だってこんな指導態度になる。
もはや『妹の勉強に付き添ってるだけ』と言っても過言ではない。

「もういい!宿題終わり!お兄ちゃんもやる気ないし明日友達に宿題見せてもらう!」
「お、それじゃ俺はもう出てっていいんだな?」
「誰が出てっていいって言ったのよ!」
「…へっ?だって摩耶の宿題終わったんだろ?」
「宿題が終わっただけでお兄ちゃんが出てっていいなんて誰も言ってないでしょ!」
「そうは言っても次は美也の勉強を見なきゃいけないしな…つっても美也の場合はただ隣にいるだけだけど」
「そうやってお兄ちゃんは美也の方を優先するんだ!?」
「優先じゃない。順番だ」
「じゃあまだ私の順番は終わってないよ!それにまだ私お兄ちゃんに教わりたいことがあるの!」
「…はぁ、分かったよ。それじゃ俺が摩耶に何を教えたら解放してくれるんだ?」

摩耶は美白の頬をうっすら赤く染め、モジモジしながら小声で俺に質問を語りかける。

「……オトナの女の…教えて?」
「…はぁ?」
「だ、か、ら!私にオトナの女になる方法を教えてよ!」
「いや、質問の意図が理解できないのだが…」
「私はオトナの女性になりたいの!お兄ちゃんがそれを教えて!」
「学校を卒業して仕事して税金を納めて好きな人が出来たら結婚する」
「そんな当たり前のことを聞いてるんじゃなくて!」
「じゃあ何が聞きたいんだよ?」
「…うーーー、この理解力不足のバカお兄ちゃん」
「摩耶の質問の仕方が悪いだけだと思うんだが」

ウチの妹の頭の悪い質問により俺は彼女が何をしたいのかが全く分からない。
そもそもその質問をする相手が間違っているだろ。
だって俺は男だぞ?男の俺相手に『オトナの女性になる方法を教えて!』と言われても大人になりたいなら将来国民の三大義務を果たせとしか答えられない。

あー、こんなこと意味の分からない質問を受けるくらいなら早く部屋に帰ってゲームがしたい。
美也の世話も残っているというのに…ホントめんどくさい妹達だ。

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「とりあえず質問の意図が分からないから俺はもう帰るぞ。俺だって暇じゃないんだ」
「だ、だから……え、え、え…えっちなことと言うか…」
「…はぁ?」
「よ、要は私はオトナの女性になるためにお兄ちゃんにえっちなことを教えてもらいたいの!」
「じゃあ最初からそんな風に質問しろよ。それとその要求は却下させてもらう」
「なんでよ!?」
「妹とえっちな話で盛り上がれる変態の兄がどこにいるんだよ?」
「目の前にいるじゃない!」
「俺を勝手に変態にするな」

摩耶は悔しそうな顔をしながら俺を睨みつける。
いや普通に考えて摩耶の言ってることは明らかにおかしい。
なんで俺がそんな兄妹間で気まずくなるような話をしなきゃならん。
大体えっちなことと言われても彼女もできたことない童貞の俺がそんな未知の体験を教えられるはずもないだろ。
むしろ俺が手ほどき付きで教えて欲しいくらいだ。もちろん妹以外の女性にな。
とりあえずアホな質問をしてくる妹に呆れた俺は、摩耶の隣を素通りしながら部屋の扉の方へまで歩き出した。
しかし摩耶は部屋の扉の前に両手を広げ立ちふさがり、俺がこの部屋から出て行こうとするのを阻止する。

「だめよ!私をオトナの女性にしてもらうまで絶対この部屋から出さないんだから!」
「聞き分けのない時点でお前は子供だろうが」
「私はもう子供じゃない!」
「子供はみんなそう言うんだ」
「じゃあ…証拠見せるわよ!」
「…へっ?」

摩耶は胸元のボタンに手をかけ、一つ一つ上から下へとボタンを外していった。
そして摩耶は着ていたブラウスを脱ぎ始め、最終的には摩耶は下半身はスカートは履いた状態で、上半身はノースリーブのタンクトップ姿の恰好となったのだ。
タンクトップの胸元からはうっすらと発展途上の胸の谷間が確認でき、だいぶ小ぶりではあるが非常に艶やかな美白肌と細い腰のくびれの相乗効果で実際より彼女の胸は大きく感じられた。
彼女は顔を真っ赤にしながら下を俯き、両腕を組んで俺の方に上目遣いで語り掛ける。

「一体何のマネだ?摩耶?」
「…お兄ちゃん…私はもう子供じゃないんだよ?それに…私そんなに魅力ないかな?」
「まあ、そこら辺にいる女性よりは魅力的かもしれんが、いかんせん妹だからな。特にこれと言った感想は思いつかん」
「はぁ!?こうやって妹が素肌を見せてるっていうのに何も感想がないわけ!?信じられない!私の体を観察して少しは気づいたことや感想くらい言いなさいよ!」
「あ、お前まだ小さい頃に打ったハンコ注射の跡が二の腕に残ってんだな?」
「…!?」

「バカ!!もうお兄ちゃんなんか知らない!この鈍感童貞野郎!!」

-ドアを強く締める音-

摩耶は大声を出しながら俺の腕をつかみ自分の部屋から追い出した。
身体を観察して気づいたことを言えと言われたから率直に気づいたことを言ったのだが…なんとも理不尽極まりない妹だ。
さ、とりあえず摩耶の宿題も終わったことだし、次は美也の部屋にでも行くか。
…めっちゃめんどくさいけど。

つづく

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凸もりMk-Ⅲ
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執筆者:


  1. 匿名 より:

    こっちでも頑張って下さい!

  2. 拓弥 より:

    面白かったです♪
    こっちでも頑張ってください!(*^_^*)

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